兵庫ペット医療センター

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ワンちゃんネコちゃんの病気のお話

  • ご案内

外耳炎のお話

耳穴から鼓膜の手前までの炎症

ワンちゃんネコちゃんが耳のトラブルで来院される機会は非常に多いです。
特に外耳炎は動物病院に来院する病気の中で最も多い病気のひとつです。
高温多湿となる春から夏にかけては多くなる傾向にあります。外耳炎は放っておくと耳血腫という耳介に血液が溜まる病気や中耳炎や内耳炎等になる危険性があります。また外耳炎を長く患うと耳の皮膚が腫れて耳道が狭くなり、根治が難しくなる傾向にあります。

原因は?

  • 耳の構造的に通気がうまくいかない品種があります。
    特に垂れ耳の品種(犬ではコッカースパニエルやレトリーバー、ビーグル、ダックスフンド、猫ではスコティッシュホールドなど)は耳の中の通気が悪くなります。また耳の中に被毛が生えてくる品種(トイプードルやシーズー、シュナウザーなど)も汚れがたまりやすくなるので注意が必要です。
  • 異物やできものが耳道を狭くして、炎症の原因になることもあります。
  • 耳も皮膚の一部なのでアレルギーを持っている場合や、ホルモンの病気がある場合、あるいは皮膚がベタベタする体質の場合は注意が必要です。

症状

首を頻繁に振ったり、耳を引っ掻いたり、耳を床や壁に強く押し付けたりします。

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耳の中の様子は、耳垢が溜まり、臭いがするようになります。また耳の皮膚が赤くなり、腫れることもあります。
重度になると痛みを伴ったり、耳を傾けたりすることもあります。
昨日は少し赤くなっていただけなのに、今日はパンパンに腫れているなんてこともよくあります・・・これは掻くことで炎症が広がってしまった結果と言えます。
このような症状がでたら病院へ向かいましょう。

どんな検査があるの?

耳垢検査、耳鏡検査に加えて、必要であれば血液検査を行います。
耳垢顕微鏡検査→細菌、マラセチア、ダニの有無を確認します。

★ダニ:耳ヒゼンダニと呼ばれるダニで、マダニとは異なるダニです。
耳鏡検査→異物やできものがないか確認します。
血液検査→ホルモンのトラブルが疑わしいときに行います。

治療法は?

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洗浄後に点耳薬を使用することが一般的ですが、痛みやかゆみがある場合には炎症止めを用いたり、抗生剤を使用します。エリザベスカラーが必要となることもあります。
痛みがひどい場合には洗浄を嫌がることも多く、その場合はまず痛みをとりのぞくことから始めます。
洗浄は慣れれば家庭ですることも可能ですが、汚れが奥に入り込んでしまうおそれもあるため基本は病院で行うものとなります(週に1回から毎日)。
洗浄液は耳掃除専用のものを用いたのがよいでしょう。点耳薬の使用は家庭でもできるでしょう。
また、できものがある場合やアレルギーやホルモンの病気がある場合にはこれらの病気の治療も平行して行うことになります。
耳道が極端に狭くなると、手術での耳道切除の適応となる場合もあります。

予防法

外耳炎に一度でもなったことがある場合には定期的な耳道洗浄をお勧めします!
また耳の中に毛が生えている場合は定期的に耳の毛を抜くほうがよいです。
入浴時には耳の中に水が入らないように注意してください。入浴後も耳の中を拭いてあげてください。

最後に、耳のトラブルは自宅での早期発見が重要となります。
日頃から耳の観察を欠かさないようにしましょう。気になる事があればいつでも相談してくださいね!