兵庫ペット医療センター

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医療機器

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ペイン(痛み)コントロール

1. CT・MRIについて

MRIとは
  1. 磁気共鳴画像の略で、強力な電磁波を使ってコンピューター処理により体の内部の状態を検査する診断装置で、エックス線は使用せず被爆の危険性はありません。
  2.     
  3. いろいろな角度からの断面を得ることができ、エックス線撮影のように骨に邪魔されることがないので、頭蓋骨内の脳や、脊椎内の脊髄などがきれいに撮影できます。
  4.     
  5. 主な適応疾患としては、脳腫瘍・水頭症・脳炎といった脳疾患、椎間板ヘルニア・脊髄空洞症といった脊髄疾患、膝の靭帯や半月板といった整形外科領域があります。

MRI

CTとは
CT
  1. コンピューター断層撮影法の略で、被写体の周囲からX線を照射し、身体のあらゆる部位の輪切りの断層像を作り出す診断装置です。
  2. CT検査は緊急性に優れ、短時間で胸腹部などの広範囲な撮影ができ、病気をみつけるために重要な検査となっています。
  3. 主な適応疾患としては、胸腹部内の腫瘍性疾患、消化管の閉塞性疾患、骨盤骨折等の整形外科領域、事故などによる頭蓋内・胸腹部内の急性出血などがあります。




2. 椎間板のMRIについて

椎間板疾患は早期診断・早期治療が必要です

今まで単純X線検査では確定診断が難しかった椎間板疾患も、MRI検査により正確で詳細な病変部位の特定ができます。つまり、早期診断・早期回復が期待できます。

★頸部椎間板ヘルニアを呈したM.ダックスフンドの一例
従来の単純X線写真 → MRI画像
従来の単純X線写真   MRI画像
このワンちゃんは、来院時は食欲元気がなく頭をうな垂れていましたが、手術後2日目で軽快に歩けるようになるまで劇的に回復しました。
★腰部椎間板ヘルニアを呈したM.ダックスフンドの一例
MRI画像
MRI画像(※赤い→が神経損傷の病変部です)
このワンちゃんは起立不能となり、 検査後緊急で手術を行ないました。
術後2週間で歩行が可能になり、 現在も腰を温める治療で通院していますが ほぼ完治しています。

3. 脳のMRI検査の扱い

脳の疾患はMRI検査が有用です
  1. 今まで診断が困難だった脳疾患も、MRI検査によって、原因究明に結びつく有用な情報を得られることがあります。
  2. 脳疾患においては、その性質上完治が難しい疾患が少なくありませんが、原因を知ることにより、より適切な治療の選択の助けとなります。
★発作を呈し、MRI検査にて脳腫瘍を認めたワンちゃんの一例
矢状断面像   横断画像
矢状断面像   横断画像

4. 腫瘍のCT検査について

腫瘍の診断にはCT検査が有効です。
レントゲン検査ではわかりにくかった、腫瘍の大きさ・位置関係がわかりやすくなります

★肝臓に腫瘍が認められたワンちゃんの1例
※黄色の枠が腫瘍部分です
横断画像   冠状断画像
横断画像   冠状断画像

5. 異物のCT検査について

異物が消化管に詰まった時のCT検査

今まで消化管造影検査などで時間を必要としたり、レントゲンで写ってこなかかった異物がCT検査で見つかる場合があります。

★異物を飲み込んだワンちゃんのCT画像
※黄色の矢印で示した部分は竹串です
横断像 3D
横断像 3D
異物が消化管に詰まった時のCT検査

  1. 消化管造影検査は、数時間必要とするのでその間に消化管が障害されるリスクがあります。
  2. CT検査で時間の短縮を行うことが出来れば、消化管が障害されるリスクを軽減できます。
  3. また、レントゲン検査と比べて異物の位置や個数が確認されやすいです。
※種類によっては描出されない異物もあります。